こんにちは、うるはです。
今日は、ちょっと意外に思われるかもしれない場所のケアについてお話しします。——頭皮です。
顔の保湿、唇のケア、ボディのスクラブ。このサイトでもいろいろ紹介してきましたが、頭皮のことって、後回しにしがちじゃないですか? わたしもそうでした。シャンプーしていれば大丈夫、くらいに思っていたんです。
でも冬場に頭皮がかゆくなったり、肩にパラパラと白いものが落ちているのに気づいたとき、「あ、ここも肌なんだ」とはっとしたんですよね。顔が乾燥したらケアするのに、頭皮は放置って、よく考えたら不思議な話で。
知ってました? お砂糖のスクラブ、実は頭皮にも使えるんです。大げさなことじゃなくて、お風呂のついでにできる簡単なセルフケア。今日はそのやり方をまとめました。
頭皮が乾燥するとどうなる?
シャンプーは毎日するものだから、頭皮は清潔に保たれている——そう思いがちですが、実はそこに落とし穴があります。
シャンプーの洗浄力が強すぎたり、洗う回数が多すぎたりすると、頭皮に必要な皮脂まで洗い落としてしまうことがあるんです。皮脂が減りすぎると、頭皮のバリア機能が弱まって乾燥しやすくなります。その結果が、フケやかゆみ。
これ、顔の肌と仕組みはまったく同じなんですよね。洗顔のしすぎで肌がカサカサになるのと同じことが、頭皮でも起きているわけです。リップスクラブの記事(※entry7)やボディスクラブの記事(※entry17)でもお話ししましたが、肌のバリア機能と保湿の関係は、からだのどこでも基本は変わりません。
頭皮も顔も、一枚の皮膚でつながっています。顔には化粧水を塗るのに頭皮には何もしない、というのは、考えてみればアンバランスですよね。「あ、そういうことか」と思ってもらえたら、今日の記事を読む準備はできています。
ただ、ひとつ注意しておきたいことがあります。ここでお話ししているのは、あくまで「乾燥によるフケ・かゆみ」の範囲です。フケがひどく出続ける、赤みが引かない、かゆみが強いといった場合は、脂漏性皮膚炎など別の原因の可能性もあります。無理にセルフケアでどうにかしようとせず、皮膚科に相談してくださいね。
お砂糖で頭皮ケアができる理由
「頭皮にスクラブ」と聞くと、まず思い浮かぶのはお塩かもしれません。でもわたしは、頭皮にはお砂糖のほうが向いていると思っています。
理由はシンプルで、お塩は粒が硬くて溶けにくいぶん、刺激が強くなりがちだからです。頭皮は顔と一枚の皮膚でつながっていて、場所によっては顔よりもデリケートな部分もあります。お砂糖の粒はお塩より角が丸く、水に触れるとすっと溶けていくので、頭皮への当たりがずっとマイルドなんです。
もうひとつ、お砂糖には吸水性があって、浸透圧の作用で肌の水分バランスを整える性質がある、と言われています。農畜産業振興機構が紹介している山口求教授の研究でも、お砂糖のスキンケアへの可能性が報告されています。古い角質をやさしく取り除きながら、同時にうるおいのケアもできる。これがお砂糖スクラブのいいところです。
お砂糖の保湿メカニズムについて、もっと詳しく知りたい方はリップスクラブの記事(※entry7)やボディスクラブの記事(※entry17)でも触れているので、あわせて読んでみてください。
頭皮も肌。だからお砂糖が使える。シンプルだけど、意外と見落としがちな発想ですよね。
頭皮シュガースクラブのやり方【4ステップ】
リップケア、ボディケアと同じ4ステップの流れです。シャンプーの前にやるので、いつものお風呂の時間に組み込めます。
材料
- お砂糖(上白糖 or きび砂糖):大さじ2〜3
- キャリアオイル(オリーブオイル、ココナッツオイルなど):大さじ1〜2
- ※はちみつはオプション。保湿力を足したいときに少量加えてもOKです
ステップ1 — ぬるま湯で予洗いする
まず、ぬるま湯で頭皮の汚れを軽く流します。
スタイリング剤や汗を落として、スクラブが頭皮に届きやすくする準備です。シャンプーはこの段階ではまだ使いません。ぬるま湯だけで、指の腹を使ってやさしく洗い流してください。
ステップ2 — スクラブを頭皮になじませる
お砂糖とオイルを混ぜたスクラブを、頭皮にのせます。髪の毛ではなく、頭皮に。
分け目をつくりながら少しずつのせて、指の腹でやさしくマッサージするようになじませてください。
ここで大事なのは、爪を立てないこと。爪を立てると頭皮を傷つけてしまいます。指の腹でくるくるとなでる感覚で十分です。「こする」のではなく「なじませる」——リップケアやボディケアのときと同じ合言葉ですね。やさしく、がコツですよ。
ステップ3 — 2〜3分置いてなじませる
マッサージしたあと、そのまま2〜3分ほど放置します。
お砂糖がゆっくり溶けながら頭皮になじんでいく時間です。ボディケアのときは湯船でゆったり待てましたが、頭皮の場合はシャンプー前なので、湯船の外で少し待つ形になります。からだを洗ったり、顔を洗ったりしている間に終わるくらいの時間なので、気楽に待っていてください。
ステップ4 — シャンプーで洗い流す
いつも通りにシャンプーして洗い流します。そのあとはトリートメントなど、ふだんのヘアケアをそのまま続けてください。
リップケアやボディケアでは「ぬるま湯でやさしく流す」でしたが、頭皮の場合は髪があるぶん、シャンプーで洗い流すほうがすっきりします。特別なシャンプーは必要ありません。いつも使っているもので大丈夫です。
ポイント・注意
- 頻度は 週1〜2回 が目安です。毎日やると逆に刺激になります
- ゴシゴシしないでくださいね。お砂糖の粒が頭皮の上で転がるくらいの力加減で
- 傷や炎症がある場合はお休みしてください
- オイルにアレルギーがある場合は、事前にパッチテスト(腕の内側に少量つけて様子を見ること)をしてから使ってください。赤みやかゆみが出た場合は使用を中止して、皮膚科に相談してくださいね
やってみた感想
わたしが頭皮スクラブを初めて試したのは、冬の乾燥がひどかった時期でした。
正直に白状すると、頭にお砂糖をのせるのは最初ちょっと不思議な感覚でした。でも洗い上がりの頭皮は、つっぱる感じがなくて、すっきりしているのにしっとりしている。いつもシャンプー後に感じていた頭皮のつっぱりが和らいでいて、「あ、これ違うかも」と思いました。
髪のほうにも、間接的にいい変化があった気がします。頭皮の状態が整うと、髪のコンディションにも影響するみたいで、ドライヤー後のまとまりが少しよくなった実感がありました。
もちろん、これはわたし個人の感想です。肌質も環境もひとそれぞれなので、「絶対こうなる」とは言えません。でも、続けてみて変化を感じたらうれしいな、くらいの気持ちで試してみてほしいです。
まとめ
頭皮ケアというと、なんだか大げさに聞こえるかもしれません。でも実際にやることは、お風呂でシャンプーする前にお砂糖とオイルを頭皮になじませるだけ。特別な道具も、高い専用アイテムもいりません。
顔や唇、からだと同じように、頭皮にも保湿ケアという発想を持ってみてください。パーツが違うだけで、やることの基本は同じです。
- 唇のケアが気になる方は → 「お砂糖でつくるリップスクラブ」(※entry7)
- 全身のケアに広げたい方は → 「お砂糖でつくるボディスクラブ」(※entry17)
自分のペースで、気になったところから試してみてくださいね。
参考資料:
山口求「お砂糖と乳幼児のスキンケア」農畜産業振興機構、2010年