ココナッツオイル・ひまし油・オリーブオイル — 植物オイルの保湿力くらべ

こんにちは、うるはです。

前回の記事で「植物オイルの使い比べは別の記事で」と書いたので、今日はその約束を果たしたいと思います。

オイルって、調べ始めるといろいろ出てきて迷いませんか? ココナッツオイル、ひまし油、アルガンオイル、ホホバオイル……。正直に言うと、わたしも最初は「結局どれがいいの?」と途方に暮れました。

でも、保湿ケアに使いやすいものに絞ると、まずは3つ。ココナッツオイル、ひまし油、オリーブオイルです。今日はこの3つの特徴と、どんな人にどれが向いているかを比べてみますね。

ランキングではありません。「どれが一番」ではなく、「どれが自分に合うか」で選べるように書きました。


ココナッツオイル — まず1本ならこれ

ココナッツオイルは、海外のモデルさんたちが肌や髪の保湿に使っていると話題になったオイルです。食事にも、肌にも、髪にも使える万能さが人気の理由で、ここ数年はドラッグストアでも見かけるようになりました。

保湿としての使い方は、肌に薄く塗って膜をつくり、水分の蒸発を防ぐというもの。スクラブに混ぜるベースオイルとしても使えるので、このサイトで紹介しているリップスクラブ(entry7)でも登場しています。

知っておきたいのは、ココナッツオイルは25度以下で固まるということ。冬場は瓶の中で白く固形になっていることがありますが、手のひらにのせて体温で温めればすぐにとろっと溶けます。品質の問題ではなくオイルの性質なので、心配しなくて大丈夫です。

向いている人: オイル初心者で、まず1本試してみたい人。顔にも髪にも体にも使えるので、「買ったはいいけど使い道がない」ということになりにくいです。


ひまし油(キャスターオイル) — しっとり重め派に

ココナッツオイルの次に注目されているのが、ひまし油です。英語ではキャスターオイルと呼ばれています。

トウゴマの種子から採れる植物油で、エモリエント効果——つまり、皮膚をやわらかくする作用があるとされています。アレルギー反応が起こりにくい安全性も特徴のひとつです(Yahoo!ヘルスケア、2015年掲載記事より)。

保湿クリームやリップクリームに混ぜたり、シャンプーに少量加えたりと、手持ちのアイテムにプラスして使えるのが便利なところ。新しいものを買い足さなくても試しやすいですね。

ただ、テクスチャーはかなり重めです。とろっとしていて、そのまま広い範囲に塗ると少しベタつきを感じるかもしれません。コツは「薄く、ポイント使い」。乾燥がひどい肘やかかと、指先など、ピンポイントで使うとしっとり感の違いがわかりやすいです。

向いている人: 部分的な乾燥が気になる人、冬場の保湿を強化したい人。1本でさらっと全身、というよりは「ここぞ」のポイント使いに向いています。


オリーブオイル — 台所にある安心感

3つの中でいちばん身近なオイルが、オリーブオイルです。おそらく、みなさんのおうちの台所にもあるのではないでしょうか。

オリーブオイルにはオレイン酸が豊富に含まれていて、皮膚をしなやかにする作用があるとされています。食べてもよし、肌に塗ってもよし。入手のハードルがいちばん低いのは、大きなメリットです。

ひとつだけ注意を。料理用のオリーブオイルにもいろいろありますが、肌に使うなら精製度が低いエキストラバージンオリーブオイルのほうが向いています。成分がより多く残っているからです。すでにおうちにあるものをそのまま使えることも多いので、「まずは買い足さずに試したい」という人にはぴったりだと思います。

向いている人: 家にあるもので気軽に試したい人。わざわざ新しいオイルを買うのはちょっと……という人の、最初の一歩に。


使い方の基本ルール

3つのオイルに共通する、大事なポイントをまとめておきます。

「化粧水 → オイル」の順番を守る。 オイルの役割は、水分を補給したあとに蓋をすること。オイルだけで保湿が完結するわけではないので、先に化粧水やミストで水分を入れてから、オイルで蓋をしてください。

量は1〜2滴から。 多ければ効くというものではなく、つけすぎるとベタベタになるだけです。少量を手のひらに広げてから、やさしくなじませるのがコツです。

初めてのオイルはパッチテスト。 天然素材であっても、肌に合わない場合はあります。腕の内側に少量つけて、赤みやかゆみが出ないか確認してから使ってくださいね。もし異変を感じたら使用を中止して、気になるようでしたら皮膚科で相談してください。


やってみた感想

正直に白状すると、わたしも最初はどれを選べばいいかわからなくて、3本まとめて買ってしまいました。使い分けが定まったのは、しばらく経ってからです。

ココナッツオイルは最初の1本として無難でした。ドラッグストアでも手に入りやすくなったし、リップスクラブにも使えるし、用途に困らない。迷ったらまずこれ、で間違いないと思います。

ひまし油は、冬場に肘とかかとに使ったときに「あ、ちょっと違う」と感じました。重めのテクスチャーが、乾燥がひどい部分にはかえってちょうどいいんですよね。

オリーブオイルは「まず家にあるもので」という気軽さがいい。わざわざ新しいものを買わなくても、台所のオイルで試せる。お小遣いで美容を工夫している人にとっては、このハードルの低さがうれしいんじゃないかなと思います。

完璧に使い分けなくても大丈夫です。気になった1本から、まず試してみてくださいね。


まとめ

オイル テクスチャー 向いている人
ココナッツオイル 軽め〜中間 初心者・まず1本試したい人
ひまし油 重め 部分的な乾燥対策・冬場の強化に
オリーブオイル 中間 家にあるもので気軽に始めたい人

どれが「一番いい」ということではなく、自分の肌や使いたい場面に合うものを選んでみてください。

前回の記事では、こんにゃくセラミドや植物オイルの基本を紹介しています。あわせてどうぞ。

  • シリーズ前回 → 「キッチンにある天然の保湿剤3つ」(new01)
  • リップスクラブでのオイル活用 → 「お砂糖でつくるリップスクラブ」(entry7)

「ナチュラル保湿素材」シリーズ、まだ続きます。次回もお楽しみに。


参考資料:
– 「ナニッ米国美女はココナッツから乗り換え?●●油が万能すぎ」Yahoo!ヘルスケア、2015年

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