植物の力で「肌を育てる」— オーガニックコスメという考え方

こんにちは、うるはです。

みなさんは、スキンケアってどんなイメージがありますか?

わたしはずっと、「トラブルが起きたら対処するもの」だと思っていました。肌が乾燥したら保湿クリームを塗る。唇が荒れたらリップを塗り直す。ニキビができたら薬用のものを使う。——何かが起きてから動くのがスキンケア、という感覚です。

でも、天然素材のことを調べていくうちに、まったく違うアプローチがあると知りました。オーガニックコスメの世界にある、「肌を育てる」という考え方です。

今日はその話を書いてみたいと思います。ただし、「オーガニックコスメを買いましょう」という記事ではありません。考え方そのものが面白いな、と感じたので、それを共有したい。そんなコラムです。


「対処」と「底上げ」— 2つのアプローチ

わたしたちがふだん使っている化粧品——いわゆるケミカルコスメは、「対処」がとても得意です。

乾燥したらクリーム。ニキビには薬用のケア。シミが気になれば美白の美容液。今あるトラブルに対して、ピンポイントで答えを出してくれます。

これって、湿布に似ているかもしれません。腰が痛いときに湿布を貼ると楽になる。でも、腰が痛くなった原因そのものは、まだそこにある。

一方で、オーガニックコスメが目指しているのは、少し違うことのようです。「今あるトラブルを抑える」よりも、「肌そのものが調子よく機能するように整えていく」。いわば、底上げのアプローチです。

即効性はありません。塗ってすぐ何かが変わるわけではない。でも、長く続けていくことで、肌自体の力がじわじわと変わっていく。それが「肌を育てる」ということなのだそうです。

大事なのは、どちらが正解でどちらが間違い、という話ではないということ。対処が必要な場面はもちろんあります。ただ、この2つの視点を知っておくこと自体に意味があるんじゃないかな、とわたしは思っています。


植物が持つ力

「オーガニックコスメって、なんとなく効果がイマイチそう」——正直に言うと、わたしもそう思っていた時期がありました。

でも、調べてみると印象が変わったんです。

植物は、紫外線や乾燥、害虫といった厳しい環境を自力で生き抜いています。そのために、人が化学的に作り出せないような抗酸化物質を、自分の中にたっぷり蓄えているんだそうです。オーガニックコスメは、そうした植物のパワーを借りるアプローチとも言えます。

皮膚科医の渡辺千春先生(千春皮フ科クリニック)も、植物由来の成分には肌を根本から底上げする力が期待できると指摘されています(Yahoo!ヘルスケア、2013年掲載・渡辺千春先生監修記事より)。

もちろん、「植物由来だから絶対にいい」と断言できるわけではありません。でも、「効果がイマイチ」というイメージだけで判断してしまうのは、ちょっともったいないなというのが、わたしの正直な感想です。


わたしたちのケアに活かせること

ここまで読んで、「でも、オーガニックコスメって高いんでしょ?」と思った方もいるかもしれません。

安心してください。わたしが伝えたいのは、高価なオーガニックコスメを買いましょう、という話ではないんです。

この「肌を育てる」という視点——実は、身近な天然素材を使ったケアにもそのまま通じています。

たとえば、お砂糖スクラブ。肌に負担をかけずに角質をやさしくケアしてくれます。こんにゃくセラミドは、食べることで内側からバリア機能をサポートしてくれる。植物オイルは、肌をやわらかく保つ手助けをしてくれます。

——気づきましたか?

これって、このサイトでこれまで紹介してきたことそのものなんです。つまり、ここで伝えてきたケアは、オーガニックコスメの「肌を育てる」考え方と同じ方向を向いていた。高い化粧品を買わなくても、身近な素材で同じアプローチができるということです。

大事なのは、「トラブルが起きたら対処する」だけじゃなく、日ごろから肌の力を少しずつ育てておくこと。そして、何より続けられること。お小遣いの範囲で手に入る身近な素材なら、無理なく続けやすいですよね。


やってみた感想

わたしも最初は、「即効性がないなら意味ないんじゃ?」と思っていました。

でも、お砂糖スクラブを続けていくうちに、ふと気づいたんです。「あれ、最近、肌の調子がいい日が増えたかも」って。

劇的な変化ではありませんでした。朝起きたときの肌のごわつきがなくなったとか、化粧水のなじみがいい気がするとか。「気づいたらよくなってた」くらいの、静かな変化です。

それが「肌を育てる」ということなのかもしれません。

正直、毎日完璧にケアできているわけではないです。忘れる日もあるし、面倒だなと思う日もある。でも、身近な素材だからこそ「まあ、今日もちょっとやってみるか」くらいの気軽さで続けられています。

完璧を目指さなくていい。身近なもので、できることから。それくらいの気持ちで、ちょうどいいんだと思います。


まとめ

「対処」も大事。でも、「肌を育てる」という視点を持っておくと、ケアの幅がぐっと広がります。

このサイトが伝えたいことは、まさにこの考え方です。身近な素材で、肌の力を少しずつ育てていく。高い化粧品がなくても、できることはたくさんある。

今日の話が気になった方は、これまでの記事もあわせて読んでみてくださいね。

  • 天然の保湿素材を知りたい方は → 「キッチンにある天然の保湿剤3つ」(new01)
  • 植物オイルの使い比べ → 「植物オイルの保湿力くらべ」(new02)
  • お砂糖スクラブを試してみたい方は → 「お砂糖でつくるリップスクラブ」(entry7)/「お砂糖でつくるボディスクラブ」(entry17)

「ナチュラル保湿素材」シリーズ、このコラムでひと区切りです。でも、このサイトの話はまだまだ続きますよ。


参考資料:
– 「美肌の人が使ってる!気になる”オーガニックコスメ”の種類」Yahoo!ヘルスケア、2013年(監修:千春皮フ科クリニック 渡辺千春先生)
– 「赤ちゃんみたいなもちもち肌になるための美肌習慣。」Peachy、2016年

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