こんにちは、うるはです。
「スキンケアって、女の子がやるものでしょ」。彼や、お父さん、お兄ちゃんがそんな風に思っていて、でも実際はテカリと乾燥、両方に悩んでいる。そんな場面に心当たりはありませんか。
このサイトでは、これまで自分自身のケアを中心に書いてきましたが、今日は初めてメンズの保湿について書いてみます。お砂糖のスクラブは今回は登場させません。もっと手前の、基礎の話です。
メンズ肌は「テカるのに乾く」ことが多い
男性の肌でよく起きているのが、「皮脂は多いのに、水分は少ない」という、ちょっとねじれた状態です。
男性ホルモンには皮脂の分泌を活発にする働きがあるとされていて、女性よりも脂性肌の傾向になりやすいと言われています。一方で、ある調査では、男性は女性より皮脂量が多いにもかかわらず、バリア機能や抗酸化力といった項目では女性より評価が低くなった、という結果も報告されています。男性ホルモンやひげ剃りの影響に加え、スキンケアそのものへの意識の低さも関係しているかもしれない、という指摘もあります。
つまり、「テカっているから乾燥の心配はない」というのは、実は思い込みの可能性があります。皮脂が多いことと、肌の水分やバリア機能が十分であることは、別の話なんです。
洗いすぎない、がまず最初の一歩
テカリが気になると、つい洗顔の回数や力を増やしてしまいがちです。でも、これは逆効果になりやすいことが指摘されています。
洗顔をしすぎると、肌を守るために必要な皮脂まで洗い落としてしまいます。すると体は「皮脂が足りない」と判断して、さらに多くの皮脂を分泌させようとする——結果的に、脂性肌がむしろ悪化してしまう、という悪循環が起きるとされています。
洗いすぎが肌のトラブルにつながる仕組みについては、毎日念入りに洗顔しているのに肌荒れが治らない理由でも詳しく書いています。「テカる→洗う→もっとテカる」のループに入っていないか、まずここを見直すのが最初のステップです。
ミニマム3ステップ
メンズの保湿は、複雑な工程を増やす必要はありません。まずはこの3つだけで十分です。
① 洗顔
ぬるま湯で、力を入れずに洗います。洗浄力の強すぎる洗顔料を毎日使う必要はありません。
② 化粧水、またはオールインワン
洗顔後は、何もつけずに放置しないことが大切です。化粧水を1本用意する、または化粧水・乳液・美容液が1つにまとまったオールインワンタイプを使う、どちらでも構いません。「続けられる形」を選ぶのがポイントです。
さっぱりタイプの化粧水を選ぶと、ベタつきにくく、続けやすいという声もあります。逆に、保湿力の高すぎるタイプは、皮脂が多い肌にはベタつきの悪化につながることもあるので、自分の肌の状態に合わせて選んでみてください。
③ 必要ならオイル1滴
乾燥がとくに気になる季節や部位には、植物オイルを1滴だけ足すという選択肢もあります。オイルの種類と特徴については、ココナッツオイル・ひまし油・オリーブオイルで比較しているので、気になる方はチェックしてみてください。
これだけです。難しい成分名を覚える必要も、たくさんのアイテムを揃える必要もありません。
自然派の考え方:攻めるケアより、守るケア
近年、メンズ美容の分野でも「オーガニック」「低刺激」といったキーワードへの関心が高まっているという指摘があります。これまでは手軽さや即効性を重視した商品が中心でしたが、肌へのやさしさや、長期的なコンディション維持を重視する方向へ意識が変化してきているようです。
背景にあるのは、「攻めるケア」から「守るケア」への転換です。洗いすぎない洗顔、必要最低限のスキンケア、保湿を重視したシンプルなルーティン——これは、まさに今日紹介した3ステップの考え方そのものです。
植物由来の素材や、肌にやさしい処方を選ぶという発想については、植物の力で「肌を育てる」でも詳しく書いています。メンズ向けにあらためて言い換えるなら、「無理して肌をコントロールしようとせず、肌が本来持っている力を邪魔しない」というのが、自然派の基本的な考え方です。
ひげ剃り後の保湿は、こちらへ
ひげ剃りは、メンズの肌にとって毎日の小さな摩擦ダメージです。剃った後にヒリつきやブツブツが気になる方は、カミソリ負けにさよならで、アフターケアの方法を詳しく紹介しています。
UVケアは、また別の機会に
今日は基礎の保湿までにしましたが、紫外線対策も本来はセットで考えたい部分です。「日焼け止めが面倒」と感じる男性は多いという調査もあり、続けやすいUV習慣の作り方については、近いうちに別の記事で詳しく扱う予定です。
まとめ:清潔感は、自分(や大切な人)を雑に扱わないことから
- メンズ肌は「皮脂は多いが、水分・バリア機能は十分でない」ことが多い
- 洗いすぎず、洗顔→化粧水またはオールインワン→必要ならオイル1滴、のミニマム3ステップで十分
- 自然派の考え方は「攻めるケア」より「守るケア」。無理に肌をコントロールしない
- ひげ剃り後のケアも忘れずに
スキンケアは女の子だけのものじゃありません。彼や家族に、押し付けずにそっと伝えられる基礎知識として、今日の内容を役立ててもらえたらうれしいです。
肌に赤み・かゆみ・ニキビの悪化など異変を感じた場合は使用を中止し、症状が続くときは皮膚科などの医療機関にご相談ください。新しいアイテムを試すときは、パッチテストをおすすめします。


